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先日更新したブログでも『コロナウィルス』の事について少し触れさせて頂きましたが、この状況の中、非常に大変な思いをされている方々。

何も出来ない現実にあり、ありきたりな言葉をお掛けする事しか出来ません。

一日も早い収束を願います。



この状況になりますので、今年 7月3日(金曜日)・4日(土曜日)に開催を予定しておりました「第38回八雲山車行列」は中止という形になりました。

北海道三大あんどん祭りに数えられる『八雲山者行列』。

毎年参加されている方、今年は参加してみようかなと考えていた方、様々な気持ちの方がいた中、残念な形にはなりましたが、その分来年度開催の際には今年開催出来なかったフラストレーションをぶつける位の気持ちで楽しんで頂きたいと思います。



さて、八雲町熊石地区では、先日『アワビの里フェスティバル』の中止が発表されましたが、 毎年8月14日〜15日 に開催される一大イベント『根崎神社例大祭』はどうなるんだ~と今からドキドキしております。


地元を離れてしまった若者達の中には『祭りだけは絶対に参加する!』という方、『 この祭りの為に一年生きてるんだ! 』という方もいるこの例大祭。

自分自身もその一人ですが、今からどうなるんだ~と感じている熊石人は沢山いるかと思います。

只、楽しみにしている人が沢山いるからやる!という状況ではないので、どうなるものか・・・



今出来る事は一人一人が拡大に繋がらない行動をする事、かと言って動かざるを得ない人や動く事を選ぶ方もいらっしゃるかと思いますので、出来うる限りの対策をする事。あとは祈る事ぐらいかも知れませんね。

まだ祭りは先の話になりますが、今年開催する事が決定した暁には、是非、八雲町熊石が輝く2日間を拝見しに足を運んで頂けたらと思います♪

8月14日~15日は、是非八雲町熊石へ!


根崎神社『例大祭』

北海道STYLEより引用

毎年8月14日〜15日(13日が宵宮)に斎行される根崎神社の『例大祭』。天狗行列を先頭に熊石地域の各地区からの山車(だし)7~8台が地域内(熊石関内地区~熊石鮎川地区)を2日間かけて練り歩きます。

絢爛豪華な山車が熊石地区を巡行し最終日に根崎神社に集結

8月13日の宵宮は、各地区自慢の山車8台のうち5台ほどが笛や太鼓などを響かせながら根崎神社に集結し、鳥居前で「魂入れ」という神事を行ないます。
8月14日と15日は午後から天狗や神輿とともに、すべての山車が列をなして、夜まで巡行します。
最終日には、山車が根崎神社前に集合するので、ここがシャッターチャンス。

根崎神社の創建は定かでありませんが、記録に残る初出は、慶長11年(1606年)5月16日、乙部村八幡神社の神主・宇田播磨守豊島が根崎神社の祭儀を初めて行なったことです。
松前藩の12代藩主・松前崇広(まつまえたかひろ)の扁額も残るので、松前藩主の尊崇もあったと推測できます。
主祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)。熊石地区の鎮守社です。

ニシン漁で栄えた熊石の栄華を今に伝える山車と祭礼

江戸時代から明治にかけて、鰊(ニシン)漁場として栄えた熊石。絢爛豪華な山車は、そんな歴史を物語るのに十分です。
北前船で栄えた江差町の『姥神大神宮渡御祭』に並ぶ北海道最古級の祭礼といえるでしょう。

熊石(クマイシ)と言う地名は、アイヌ語の「クマ・ウシ」(kuma-us-i/物干し・多くある・所)が語源。物干しとは魚(ニシン)を干す棚や竿のこと(北海道に多い熊牛という地名もこのクマ・ウシに由来します)。
アイヌ語の地名からもわかるように、熊石は千石場所を超える「万石場所」といわれるほどニシン豊漁の地だったのです。

弘化2年(1845年)旧暦4月、ニシン漁の最盛期に熊石を訪れた探険家・松浦武四郎は、船の帆柱やニシンを干す竿が立ち並び、沖と岸を行き交う船の人たちのはやし声が村中に響く活況に「真に宇宙の壮観なり」と『西蝦夷日誌』に記しています。
さらに、松浦武四郎の『竹四郎廻浦日記』には熊石は「人家三百弐十六軒、人口千六百七十二人」とあり、今より隆盛していたことがわかります。

「余は陸行す。扨其熊石村たる哉、漁檐櫛比、帆竿は排立、棹歌互答、漁業の壮なること眞に宇宙之壮観也。其熊石も本命はクマウシにして、魚棚多との訛りなりし也。村人は夷言たることを忘れて、雲石とて雲のごとき石有故故號といへり。」(松浦武四郎『西蝦夷日誌』)

熊石にニシンが大群で産卵し海面が白く濁る「群来(くき)」が途絶えたのは大正2年頃。桧山各町と八雲町熊石、ひやま漁協では、「ひやま地域ニシン復興対策協議会」を結成し、ニシンの再来に尽力しています。

根崎神社 例大祭(八雲町) DATA

開催日8月14日〜8月15日(8月13日宵宮)
所在地北海道二海郡八雲町熊石根崎町114
場所根崎神社、熊石関内地区~熊石鮎川地区
問い合わせ根崎神社社務所TEL:01398-2-3125
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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